公式ツールのドロップ率の色分けを考察する

公式ツール(rotool.gungho.jp)のモンスター詳細ページでは、ドロップアイテムに色の濃淡が付いています。ドロップしやすいアイテムは濃い色、レアなアイテムは薄い色で表示されています。
この色分けの仕組みを調べていたら、いくつか面白いことが分かったので共有します。
公式ツールの色分け(rateクラス)
公式ツールのCSSを見ると、ドロップアイテムには rate0 〜 rate10 のクラスが付与されています。
| クラス | 色 | 意味 |
|---|---|---|
| rate0 | 薄いグレー | 極低確率 |
| rate1〜9 | 段階的に濃く | — |
| rate10 | ほぼ黒 | 高確率 |
数字が大きいほどドロップしやすく、色が濃くなります。
jROのドロップ率と照合する
ろじテン(jROのドロップ率データベース)のデータと、公式ツールのrateクラスを照合しました。
なお、ろじテンはRhapsody of the Ragnarok Onlineからデータを引き継いだサイトで、2021年頃から更新されていません。そのため、以降のデータは2021年時点のjROの値です。
ポリンの場合
| アイテム | ドロップ率 | rateクラス |
|---|---|---|
| ゼロピー | 70% | rate9 |
| 空きビン | 30% | rate6 |
| リンゴ | 10% | rate4 |
| べとべとする液体 | 4% | rate3 |
| リンゴ | 10% | rate3 |
| ナイフ4 | 1% | rate2 |
| まだ熟してないリンゴ | 0.2% | rate0 |
| ポリンカード | 0.01% | rate0 |
ダスティネスの場合
| アイテム | ドロップ率 | rateクラス |
|---|---|---|
| 蛾の羽粉 | 90% | rate10 |
| 虫の觸角 | 20% | rate6 |
| 赤ハーブ | 12% | rate5 |
| 蛾の羽 | 5% | rate3 |
| 星の粉 | 0.1% | rate0 |
| 蝶の仮面0 | 0.04% | rate0 |
| ダスティネスカード | 0.01% | rate0 |
コンドルの場合
| アイテム | ドロップ率 | rateクラス |
|---|---|---|
| 鳥のつめ | 90% | rate10 |
| 矢 | 55% | rate9 |
| 鳥の羽毛 | 20% | rate6 |
| オレンジ | 6% | rate4 |
| にく | 4% | rate3 |
| ボウ4 | 1.5% | rate3 |
| イエロージェムストーン | 0.8% | rate2 |
| コンドルカード | 0.01% | rate0 |
ファブルの場合
| アイテム | ドロップ率 | rateクラス |
|---|---|---|
| 綿毛 | 65% | rate9 |
| クローバー | 10% | rate4 |
| 緑ハーブ | 7% | rate4 |
| やわらかな毛 | 5% | rate3 |
| クラブ3 | 2% | rate3 |
| クラブ4 | 0.8% | rate2 |
| エメラルド | 0.05% | rate0 |
| ファブルカード | 0.01% | rate0 |
その他のモンスター
| rate | アイテム(モンスター) | ドロップ率 |
|---|---|---|
| 10 | ハチの針(ホーネット) | 90% |
| 10 | 毒キノコの胞子(ポイズンスポア) | 90% |
| 9 | ゼロピー(ドロップス) | 75% |
| 9 | 短いピッグテールリボン(ボンゴン) | 55% |
| 8 | ゼロピー(ホーネット) | 35% |
| 8 | ゼロピー(スケルトン) | 30% |
| 7 | 蟲の皮(盗蟲) | 25% |
| 6 | 空きビン(ドロップス) | 34% |
| 6 | ゼロピー(盗蟲) | 20% |
| 5 | きのこの胞子(ポイズンスポア) | 12% |
| 5 | リンゴ(ドロップス) | 11% |
| 5 | 黄ハーブ(ボンゴン) | 10% |
| 4 | 赤ハーブ(スケルトン) | 8.5% |
| 4 | スケルボーン(スケルトン) | 8% |
| 4 | 緑ハーブ(ポイズンスポア) | 5.5% |
| 4 | リンゴ(ドロップス) | 11% |
| 4 | 黄ハーブ(ボンゴン) | 10% |
| 3 | べとべとする液体(ドロップス) | 5% |
| 3 | 緑ハーブ(ホーネット) | 3.5% |
| 3 | 赤ハーブ(盗蟲) | 3.5% |
| 3 | 鉄鉱石(盗蟲) | 2.5% |
| 3 | レザージャケット0(盗蟲) | 1.2% |
| 2 | プラコン(スケルトン) | 0.9% |
| 2 | レザージャケット1(盗蟲) | 0.8% |
| 2 | カルボーディル(ポイズンスポア) | 0.5% |
| 2 | 古い巻物(ボンゴン) | 0.6% |
| 1 | 骸骨の指輪0(スケルトン) | 0.3% |
| 1 | 古いポートレート(ボンゴン) | 0.4% |
rateクラスの境界値
ドロップスなど「同じドロップ率で異なるrate」問題があるモンスターを除外し、矛盾のない7種(ダスティネス、ファブル、コンドル、スケルトン、ホーネット、盗蟲、ポイズンスポア)のデータで分析すると、全ての境界が矛盾なく成立しました。
| rate | 確認済みの最小値 | 確認済みの最大値 | 境界の範囲 |
|---|---|---|---|
| 10 | 80% | 100% | 77.14%超〜80% |
| 9 | 55% | 77.14% | 54.29%超〜77.14%※ |
| 8 | 30% | 54.29% | 25%超〜54.29%※ |
| 7 | 22% | 25% | 20%超〜22% |
| 6 | 16% | 20% | 15%超〜16% |
| 5 | 11% | 15% | 10%超〜11% |
| 4 | 5.24% | 10% | 5%超〜10% |
| 3 | 1.2% | 5% | 1%超〜5% |
| 2 | 0.5% | 1% | 0.3%超〜1% |
| 1 | 0.3% | 0.3% | 0.2%超〜0.3% |
| 0 | 0.01% | 0.2% | 〜0.2% |
「境界の範囲」は、隣接するrateとの間で確実にこの範囲内に境界があるという意味です。サンプル数が増えれば、さらに絞り込める可能性があります。
境界値の法則性
確定した境界を並べると、rate3〜7が5%刻みできれいに並んでいることが分かります。
| 境界 | 確認済みの範囲 | 推察される境界値 |
|---|---|---|
| rate0/1 | 0.2%超〜0.3%未満 | 0.25% |
| rate1/2 | 0.35%超〜0.5%未満 | 0.5% |
| rate2/3 | 1%超〜1.2%未満 | 1% |
| rate3/4 | 5%超〜5.24%未満 | 5% |
| rate4/5 | 10%超〜11%未満 | 10% |
| rate5/6 | 15%超〜16%未満 | 15% |
| rate6/7 | 20%超〜22%未満 | 20% |
| rate7/8 | 25%超〜30%未満 | 25% |
| rate8/9 | 54.29%超〜55%未満 | 55% |
| rate9/10 | 77.14%超〜80% | 80% |
rate3〜7は5, 10, 15, 20, 25%と5%刻み、rate0〜2は0.25, 0.5, 1%と倍々、rate8以降は55%, 80%と大きなジャンプになっています。
この法則に従えば、サンプルが少なく確定できていないrate7/8の境界も**25%**であると推察されます。
まとめると、rateクラスに対応するドロップ率の範囲は以下の通りと推察されます。
| rate | 推察されるドロップ率の範囲 |
|---|---|
| 10 | 80%以上 |
| 9 | 55%〜80%未満 |
| 8 | 25%〜55%未満 |
| 7 | 20%〜25%未満 |
| 6 | 15%〜20%未満 |
| 5 | 10%〜15%未満 |
| 4 | 5%〜10%未満 |
| 3 | 1%〜5%未満 |
| 2 | 0.5%〜1%未満 |
| 1 | 0.25%〜0.5%未満 |
| 0 | 0.25%未満 |
rate3〜7が5%刻みの等間隔、rate0〜2が対数的な倍々、rate8以降が大きなジャンプという3段階の構造になっています。rate8だけが25〜55%と広い範囲をカバーしていますが、高ドロップ率のアイテムは細かく分類する必要性が低いためと考えられます。
残る謎
同じドロップ率なのにrateが違う
ポリンのリンゴは2021年時点で10%が2つありますが、1つ目はrate4、2つ目はrate3です。
ドロップスのリンゴも11%が2つですが、rate5とrate4に分かれています。
ボンゴンの黄ハーブも10%が2つでrate5とrate4です。
| モンスター | アイテム | ドロップ率 | rate |
|---|---|---|---|
| ポリン | リンゴ(3番目) | 10% | rate4 |
| ポリン | リンゴ(5番目) | 10% | rate3 |
| ドロップス | リンゴ(3番目) | 11% | rate5 |
| ドロップス | リンゴ(4番目) | 11% | rate4 |
| ボンゴン | 黄ハーブ(2番目) | 10% | rate5 |
| ボンゴン | 黄ハーブ(3番目) | 10% | rate4 |
これについては2つの仮説が考えられます。
仮説A:2021年以降にドロップ率が変更された(有力)
ロジテンのデータは2021年時点で更新が止まっています。2021年以降にjROでドロップ率が変更されたアイテムがある場合、ロジテンの値と現在のrateクラスが一致しなくなります。例えばポリンの5番目のリンゴが10%→1.5%に変更されていれば、rate3と整合します。
この仮説ではrateクラスは現在のjROのドロップ率に正しく基づいていることになります。
仮説B:rateクラスが更新されていない
rateクラスが過去のドロップ率で付けられたまま更新されていない可能性もあります。ただし、公式ツールが定期的にメンテナンスされていることを考えると、こちらの可能性は低いと思われます。
通常に考えれば、仮説Aの方が自然です。公式ツールのrateクラスが正しく、参照したロジテンのデータが2021年以降の変更を反映していないと考えるべきでしょう。
divine-prideのデータはjROと一致しない
当初はdivine-pride.net(海外のデータベース)のDefault値と照合していましたが、ファブルなどで大きな食い違いが判明しました。
| アイテム | ロジテン(jRO) | divine-pride Default |
|---|---|---|
| 緑ハーブ(ファブル) | 7% | 30% |
| やわらかな毛(ファブル) | 5% | 10% |
| ファブルカード | 0.01% | 0.2% |
divine-prideはkROやiROのデータであり、jROのドロップ率とは異なります。jROのドロップ率を調べる際にdivine-prideを使うことはできません。
オリデオコン原石で見つかった矛盾
ロジテンでオリデオコン原石をドロップするモンスターを調べたところ、rateクラスとドロップ率の逆転が見つかりました。
| モンスター | ドロップ率 | rate |
|---|---|---|
| ペル | 30.06% | rate8 |
| バナスパティ | 12.5% | rate5 |
| エクスプロージョン | 8% | rate4 |
| ヴァッサー・リヒテルン | 5% | rate4 |
| 偵察型ウェルスギア | 10% | rate3 |
| 修理型ウェルスギア | 7.5% | rate3 |
| メガリス | 4.39% | rate3 |
| グール | 1.1% | rate3 |
| 九尾狐 | 1% | rate2 |
偵察型ウェルスギア(10%, rate3)がヴァッサー・リヒテルン(5%, rate4)より高いドロップ率なのに低いrateクラスになっています。
これも2021年以降にドロップ率が変更されたと考えれば説明がつきます。偵察型ウェルスギアのオリデオコン原石が10%→例えば2%に引き下げられていれば、rate3と整合します。
まとめ
この考察は、公式ツールのCSSクラスとjROのドロップ率データを照合した結果に基づいています。公式に確認されたものではないため、参考情報としてご覧ください。何か情報をお持ちの方はぜひ教えてください。

